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この記事、是非読んでいただきたい。

2014.10.25 10:13|◆web担当のつぶやき
はしもとランドHPでもコラムを執筆いただいています空羽(くう)さんの活動が、東京新聞の記事に載っておりました。
その内容を紹介させて頂きます。


…六歳で天国に旅立った娘の生きた証しを絵本に伝えたいー。

東日本大震災で起きた津波で長女愛梨ちゃんが犠牲になった宮城県石巻市の佐藤美香さん(39)が前橋市の絵本作家関口恵子さん(52)に制作を依頼していた、娘の生涯を描いた絵本の原稿が書き上がった。
関口さんは出版するための費用を募り本の売り上げは震災遺児のために全額寄付する。

愛梨ちゃんはあの日幼稚園の送迎バスに乗っていて津波に巻き込まれた。
「大丈夫!!怖くないよ」絵本の中で愛梨ちゃんは一緒に乗っていた園児たちが泣き叫ぶのを歌を歌いながら気丈にも励ます。
美香さんが生き残った複数の園児から聞き取った実話だ。

「娘を誇りに思う。絵本は遺族にはつらい内容でも自ら命を絶つ子供もいる中、若い人に命の尊さを伝えたい。自分たちのような親をなくしたい。」
美香さんは言葉をかみしめた。美香さんらは幼稚園を相手取り損害賠償訴訟を起こしている。

絵本制作は空羽(くう)ファティマの名で絵本作家をしている関口さんが今春、美香さんを取り上げたテレビ番組を見たのがきっかけ。
関口さん自身に11歳の娘がいて、心を動かされた。

それまで出版した11冊にメッセージを添えて美香さんに贈った。
美香さんは「独自の世界観と同じ母親としての視点がある」と絵本が気に入った。娘の死をテーマにするだけに、悩んだ末、九月初めに関口さんに絵本制作を依頼した。
美香さんは「どんなことでも聞いてほしい」と提案し、電話やメールなどを繰り返して原稿が完成した。

物語りは愛梨ちゃんが天国にいる場面からはじまる。
天国で愛梨ちゃんは生まれる前に神様から六年後に震災で亡くなるという未来を告げられていた記憶がよみがえった。
それでも未来を知りながら、美香さんを母として選んで生まれ、家族の愛情に囲まれて暮らす。
そしてついにあの日を迎え最後に迎えにきた天使に、「ママと会えてうれしかったよ。ママだーいすき!」と言い残して天国に昇る内容だ。

関口さんは「いかに美香さんを傷つけず、読む子供たちに命の大切さを伝えるかを悩んだ」と執筆の苦労を打ち明けた。

原稿はスケッチブック22枚で前橋市内の子供たちが描いた絵を入れ、約50ページの絵本にする。
表紙の絵は関口さんの娘さんが愛梨ちゃんの遺影を描いた。


出版費は約100万円。売り上げはあしなが育英会の震災遺児支援募金に寄付する。出版費への募金は、ゆうちょ銀行10440ー15311291で受け付ける。
問い合わせは関口さんの事務所0272579038へ。

関口さんは11月15、16両日午後一時から前橋元総社のノイエス朝日で出版費を募るチャリティ朗読コンサートを開く。

(日和ひより幼稚園事故訴訟…
2011、3、11に大震災が起きた後、石巻市にある私立日和幼稚園の送迎バスは園児12人を乗せて出発。7人は降りたが5人が乗ったまま津波にのまれて全員が死亡。うち4人の遺族が同年、園側の対応に問題があったとして、計約二億6700万円の損害賠償を求めて仙台地裁に訴訟。13年の一審判決は園側に計約一億7700万円の賠償を命じたが園側は仙台高裁に訴訟している。

(菅原洋)

東京新聞掲載ページ

※11月15日(土)と16日(日)は関連したチャリティー朗読コンサートも開催されます。
詳しくは空羽(くう)ファティマ連載
キャメルンからの手紙


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【橋本新聞HP】http://hashimoto-land.com

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